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2003年度

2006年6月28日 通常総会を実施いたしました。

会員事業所の経営者及び管理者層の方々の研鑽と交流を目的とし、『仙南広域工業会通常総会』を下記日程にて開催されました。

実施日 平成18年6月28日(水) 時間 午後3:00〜
会場 ホテル原田inさくら(JR船岡駅前)
宮城県柴田郡柴田町船岡中央1-2-3
TEL:0224-58-2525
次第

第1部 通常総会

第2部 記念講演

【演題】
 『自動車産業の現状と戦略!』
〜地場産業育成の視点から〜
【講師】
宮城県産業技術総合センター
副所長 萱場 文彦 氏
【経歴】
1973年トヨタ自動車入社。新車進行管理部主査を経て、宮城県の「一般職の任期付き職員の採用に関する条例」に基づき採用され、県が進めている自動車産業特別支援事業「プロジェクトJ」のけん引役として、33年間培った自動車業界トップのノウハウ活用が期待されている。

第3部 懇談会

※今回の通常総会で役員改選と補充が行われました。また、他の役員については留任となりました。

新理事
役職名 氏名 所属
理事(副会長) 中沢明雄 蔵王ニコン取締役社長
理事 寺元俊夫 (株)東北電子エンジニアリング代表取締役社長
旧理事
役職名 氏名 所属
理事(副会長) 遠藤元 (株)蔵王ニコン取締役社長

白幡会長の挨拶(通常総会にて)

本日はお忙しいところ通常総会に出席いただき御礼申し上げます。
昨日もある会合がありその中で景気は依然として格差はあるが持ち直しているとの話がありました。ただ何れにしても経営者はいかなる環境下でも右肩上がりを目指す責務があると認識しております。
当工業会も7年前の平成11年2月に23社で設立され、現在会員数28社で8年目を迎えております。
振り返れば、工業会の設立の原点に立ち返って見ますと、「人材高度化支援事業」が一番大きな目的でありました。加えてそれを通して企業の人や幹部の方々が協力し交流の連係を発展させ、仙南地域から新たな新技術や新製品開発の新事業創出の支援、または産官学交流や地域間交流の支援等も目的としており、各社が当会の事業目的を認識していただき、当会の事業発展に協力頂くと共に未来が輝く事を期待しております。
われわれ工業会は28社と小さいですが、まとまり易い規模と感じており、是非一人一人が役割を意識して工業会発展にご尽力頂ければありがたいと思います。ただ工業会の財政事情を考えてみますと、平成18年度は今後の工業会の方向性を決める上で大変重要な時期と認識しております。
そのためには、役員会・事業推進委員会・コーディネーターも含めて「三位一体」となり、もっと知恵を出し、力を発揮し、会員一人一人の期待にお答えできるようにしたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。
28社の皆様が「工業会へ参加して良かった」との実感が持たれる工業会にしていきたいと考えております。今年度もよろしくお願いします。


記念講演の概要

『自動車産業の現状と戦略!』〜地場産業育成の視点から〜

講師 宮城県産業技術総合センター  副所長 茅場 文彦
経歴 栃木県出身、東北大学大学院工学研究科修了。
1973年トヨタ自動車入社。新車進行管理部主査を経て、宮城県の「一般職の任期付き職員の採用に関する条例」に基づき採用され、県が進めている自動車産業特別支援事業「プロジェクトJ」のけん引役として、33年間培った自動車業界トップのノウハウ活用が期待されている。
職歴 昭和48年トヨタ自動車入社:エンジニアとしてエンジンの設計と量産に関わる量産の設計部門で活躍
昭和60年:先行開発部門配属。量産前の心臓部である先行エンジンの開発を担当
平成 4年:トラックの製品企画担当。次モデルの開発、こんな車を作りたい!等企画提案業務を遂行。最後の3年間は日程管理を行い、主に世界同時10ヶ国立ち上げの業務に係わる
トヨタのビジネスモデルとは

【開発】→【生産】→【販売】
これらをスルーでやっていること

このビジネスモデルの中で東北にある宮城のトヨタ東北や岩手の関東自動車岩手工場は両方とも工場であり、生産指示はトヨタの生産管理部門が行っている。

トヨタの基本的な考えとは

お客様に魅力ある車を
【タイムリーに】【適正価格で】【供給し続ける】

生産面と販売面
日本と北米の関係 トヨタの販売地域 トヨタの物流
・日本→販売<生産=輸出国
・北米→生産<販売=輸入国
他は輸出入バランスしている
1 北米、  2 日本
3 西欧、 4 アジア
最近はアジアの中でも中国の伸びが著しい。
80年代 :日本→全世界へ
90年末〜:完成品・部品はアジア地域(タイ等)→南米(アルゼンチン等)へ
トヨタの現状について

販売比率

生産比率 販売比率
(国内生産分)
国内:海外
50:50
国内:海外
50:50

トヨタの海外での販売比率が高く、国内販売は全体の1/4に過ぎない。

売上と生産

売上 生産台数
21兆円
前年比2.6兆円の増
(三菱自工の全売上げに相当)
800万台
前年比50万台増
(富士重工の全生産台数に相当)
トヨタの将来の危険性
  1. 台数の伸び過ぎ
    (グローバル展開で海外生産増に対する従業員の安心感が気になる所か)
  2. グローバル展開の中で海外のスト
    (ラインがストップする危険性)
  3. 部品供給のストップ
  4. 材料の高騰
  5. 原油高
  6. 韓国:現代自動車の伸び
  7. 海外工場の増加に伴う稼働率保証の義務問題
  8. アメリカからの輸入抑制圧力
トヨタの生産システムについて

昭和25年の大々的なインフレの中で金のかからない改善とか、銀行から借金をしないことを目標に掲げ、今までやってきたことが現在のトヨタ生産システムの基となっている。
それはムダの無いように作るためには「ムダの徹底した排除」がある。

作りすぎの無駄→お客様にタイムリーに提供する
加工の無駄→作業効率UP・コストダウン

トヨタにおける改善の仕方について

〜改善とは「今あるものを変える」ということ〜

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