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2003年度

2007年6月15日 通常総会を実施いたしました。

通常総会の開催

会員事業所の経営者及び管理者層の方々の研鑽と交流を目的とし、「仙南広域工業会通常総会」が下記日程にて開催されました。

実施日 平成19年6月15日(金) 時間 午後3:00〜
会場

ホテル原田inさくら(JR船岡駅前)
柴田町船岡中央1丁目2−3
TEL:0224-58-2525

次第

第1部 通常総会

第2部 記念講演

【演題】
『企業経営とモノづくりを考える!』
〜東北リコー(株)の事例から〜

【講師】
東北リコー株式会社
顧問 白幡 洋一氏

【経歴】
1962年(株)リコー入社、リコーグループに45年間在籍。
1967年から5年間海外(台湾)工場勤務を経験され、1972年に東北リコー(株)へ派遣され、加工技術や生産技術及びプリンター事業・印刷機事業で活躍。
また、2002年から東北リコー(株)の社長として約5年会社経営にたずさわり、経営の実績を築かれ、2007年3月退任され現在に至る。

第3部 懇談会

※今回の通常総会で全役員の改選が行われ再任されました。また、監事の武田 強様から森谷義廣様に交代となりました。

監事の交代
役職名 氏名 所属
新・監事 森谷 義廣 北日本電線(株)船岡事業所取締役電線事業部長
旧・監事 武田 強 同上

 

白幡会長の挨拶(通常総会にて)

お忙しいところ役員会へご出席いただき御礼申し上げます。
 景気の話を上げれば、依然として地域間格差はあるものの東北地方も元気になってもらいたいし、製造業が元気になれば東北地方も元気になれると思う。
 宮城県も製造業の集積を高めるため、富県戦略で県内総生産10兆円の目標を立てており、製造業を元気にするための施策が実施されていてフォローの風が吹きつつある。
 また、国においても「企業立地促進法」により企業立地がしやすいような規制の緩和や国としての支援を行っていこうと、地域毎に特色ある産業の集積を推進していくための施策により、宮城県仙南地域について於いては、(1)自動車産業、(2)高度電子機械産業の産業集積を増やしていこうとしている。
 仙南2市9町の関連する企業もたくさんあり、施策を上手く活用しながらの元気ある仙南をつくって参りたい。

 

記念講演の概要

「企業経営とモノづくりを考える!」
−東北リコー(株)の事例から−
・講師紹介 東北リコー(株)  顧問  白幡 洋一 氏
・経歴 東京都出身、 1962年(株)リコー入社。リコーグループに 45年間在籍。
海外(台湾)工場勤務を経験され、その後東北リコー(株)の社長を歴任され2007年に退任された。
・職歴 1962年(株)リコー入社、1967年から5年間海外(台湾)工場勤務を経験され、1972年東北リコー(株)に派遣となり、加工技術や生産技術及びプリンター事業・印刷事業で活躍。 また、2002年から東北リコー(株)の社長として約5年間会社経営にたずさわり、経営の実績を築かれた。
=モノづくりに拘り続けて45年(東北リコーのモノづくりDNA)=
1.体験・経験からの学び
<会得したこと> <努力してきたこと>

・朝の来ない夜は無い
 仕事とは問題が多い⇒必ず解決手段が見つかる

・問題解決には、時間が掛かる
 解決策が見つからない⇒まだまだ問題解決する時間が足らない
 だからもう少し頑張ろうという気持ちが大切

・他人には方便も必要
 周りの人達とのコュニケーションが大切⇒自分だけは偽らない

・危機の中にチャンスがある

・人生皆我師
 ネガティブに考えたら、いいことは無い。⇒かっこつけないで聞くこと

・歴史と最先端を学ぶ、バランス良く学ぶこと

・感性を学ぶ

・自分の思いをコミットメントする(思いを伝える)

・直属の部下、その下の部下、更に下の部下とのコミュニケーションをとる⇒バランス良くコミュニケーションがうまく取れているか自分で検証できるツールを考える

2.経営理念・経営からの学び

・経営理念は変えるものではないが、解釈はトップの思い環境の変化によって変えてもいい。

・CSR=企業が社会に対し、どういう貢献、役割を果たして行くのか?

・会社を取り巻く全ての人々(Steke Holder)に満足を得られなくてはいけない。

・経営はバランスが重要

・自主事業を増やそうと40年間やって来た

・自主事業は会社が成長するエンジンである

<経営実績からの学び>
・収益の成長は長続きしない!

・五年先を見据えた事業構造改革!

・収益の基礎となる事業の確保と育成!

・自主事業の挑戦と継続した拡大!

・継続した経営改革の推進!

※継続した経営改革を推進しない限り、利益は出てこない。

3.リコーグループの「モノづくり」
3つの原点 商品差別化による競争優位確保

1)高効率経営

2)商品の超低コスト化・高品質化

3)顧客価値の創造

※原点に立ち戻り、磨きをかけることが重要!

・高品質で高信頼性の物と、設計の効率を上げながら、
 創る方式を定着させる。

・リコー流生産方式を確立し、世界に広げて行こう。

・超低コスト実現とお客様基点で、お客様が欲しい時に、欲しいだけ提供
 提供できる生産システムをつくる。

・必要な設備などは極力、中で開発、中で作ろう。
 生産技術力が高まる。

4.東北リコーのモノづくり
1).当社に残すモノづくり
2).セル生産の進化と深化
3).品質絶対のモノづくり:顧客起点
 
作らずに創る 生産システム改革
・試作→手直し→試作→手直し→試作の繰返しはやめよう!
・コンピューターをうまく使い、バーチャルで創る。
・ロバスト性の強いものを作る。(頑強なものを作る)
・共通の資産を使いながらいろんな製品を創る。
例:そば
 1)天ぷらを乗せると、天ぷらそば
 2)油あげを乗せると、きつねそば
 3)あげ玉を乗せると、たぬきそば
つゆとそばは共通!(固定)乗せものを変動せる!

※超低コスト実現とお客様起点で、お客様が欲しい時に、欲しいだけ提供できる生産システムをつくる。
・垂直立ち上げ
・工程を連結し、中間仕掛品を無くし一個づつ流す。
・生産設備が重要!

5.モノづくりは人づくり

★やる気に点火する
・技能は燃料!
・燃料が有っても、点火するプラグが無いと発火しない。
・社内でシステム(マスター制度)を作り、点火する事が大切。

6.元気な仙南を!

・産学連携の前に社内連携を推進し、次に産産連携をし企業同士もっと連携した方が良い。
・企業同士連携し産産が一緒に組んで「学」と官の支援策を利用し、他の産産の産学成功事例をうまく活用し、産学勉強に進む方が良い。
・仙南工業会を活用し元気な企業を作ろう。

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